2023.10.11
屋根工事の点検商法のトラブルが増えています-典型的な勧誘トークを知っておくことで防げます!-((独)国民生活センター)
全国の消費生活センター等に寄せられる「屋根工事の点検商法」に関する相談が増加しています。
点検商法とは、「近所で行う工事の挨拶に来た」などと言って突然訪問し、「屋根瓦がずれているため点検してあげる」と言って点検した後、「このままだと瓦が飛んでご近所に迷惑がかかる」などと不安をあおって工事の契約をする手口です。
2022年度の屋根工事の点検商法に関する相談件数は過去5年で最も多くなり、2018年度の約3倍になっています。また、契約当事者の8割超が60歳以上で、特に高齢者に注意してほしいトラブルです。悪質な業者は巧妙なトークで消費者に近づき、本来消費者が望んでいない高額の屋根工事を契約させています。
そこで、屋根工事の点検商法について、最近の相談事例や典型的な勧誘トークを紹介し、注意喚起します。
【相談事例からみる勧誘トーク】
- 訪問・点検のきっかけとなるトーク
- 消費者の不安をあおるトーク
- 消費者の負担が軽くなると思わせるトーク
- 次々に違う工事やサービスを勧誘するトーク
【消費者へのアドバイス】
- 突然訪問してきた業者には安易に点検させないようにしましょう。
- 屋根工事はすぐに契約せず、十分に検討したうえで契約しましょう。
- 保険金を利用できるというトークには気をつけましょう。
- クーリング・オフ等ができる場合もあります。
- 少しでも不安を感じたら、すぐに消費生活センター等に相談しましょう。
■(独)国民生活センターHP
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20231011_1.html